宅飲みBGMの無難はどこにあるのか?
宅飲みしてると、「音楽流そうかー」なんてなったりする。
自分がDJを任された時、何を流せば無難に飲み会を進行できるのだろうか。
飲み会のメインは飲み会
これは頭に置いておきたい。BGMはバックグラウンドミュージックであるから、主役ではないことに注意したい。
よくありがちなミスが、「自分の好きな音楽を流す」だ。正確に言えば、「自分だけが好きな音楽を流す」だ。例えば僕なんかはPerfumeが好きだけど、Perfumeを飲み会の場で流しても微妙な空気になること必至である。そこで自分の個性を出そうとしてもしょうがない。求められているのは君ではない。
難しいのは落ち着いた飲み
騒いでる飲みなんて、適当に洋楽のEDMとか流しておけば勝手に盛り上がるし、なんとかなる。難しいのはしっぽりした飲み会だ。語り系呑み。
ポイントとして抑えてほしいのは、
・うるさすぎず、静かすぎない
・できれば生っぽい音(ボーカル含む)
・おしゃれ感
ということだ。BGMが激しすぎると気を取られてしまうし、静かすぎると会話の間が気になってしまって落ち着かない気持ちになる。
生っぽい音というのは、BGMに特徴がありすぎるとそっちに気が取られてしまって、会話が微妙な空気になってしまう。だからPerfumeは音に特徴がありすぎてアテンションを引いてしまう。
おしゃれ感は、完全に私の好みではあるが、おしゃれな音楽っていうのはだいたい落ち着いた飲み会に合っているような気がする。気がするだけだけど、けっこう正解だと思う。
ポイントを押さえたところで語り系呑みの際の僕のオススメを紹介したいと思う。
I Don't Like Mondays.
“Perfect Night” - I Don't Like Mondays. (Official Music Video)
おしゃれ感、テンポ、ボーカルのいい意味での特徴のなさは飲み会にぴったりのBGMになるだろう。このバンドの曲を流しておけば、絶対にハズすことはない。少なくとも僕の経験ではそうだ。しかも、ちょっとおしゃれな男を演出できる。さっき、求められているのは君ではないと言ったが、チャンスがあれば積極的にアピールしておきたいところだ。
Suchmos
Suchmos "STAY TUNE" (Official Music Video)
最近メディアにも取り上げられて有名になったので説明不要でしょうけど、オラついた見た目から、意外なまでのこなれ感。
歌詞が何言ってるかわからないのが多いので、BGMとして主張しすぎない。やっぱり、日本語が聞こえてきちゃうとどうしても引っ張られる部分はあると思うので。
さっきのI Don't Like Mondays.と比べて、こっちの方がカッコつけてる感というか、気取ってる感が出そうな気がする。そう思われてしまうと、「求められてない君」を前面に出してしまっているのでDJとしては失敗であるため、ちょっと音量を小さくして控えめ感を出すと良いかもしれない。
宇多田ヒカル
言わずもがな、宇多田ヒカルが嫌いな人はこの地球上には存在しません。だから、宇多田ヒカルを流しておけばみんなが心地よい。
とまあ、そんなふざけた説も抜きにして、宇多田ヒカルはテンポがちょうどいいからBGMとしても使えるなあという感じです。早すぎないし、ゆったりすぎない。圧倒的知名度。ベストアルバムとか流しておけばもういいでしょう。宇多田ヒカル様様ですわ。でも、自分がちょっと聞き入ってしまうのが難点。
知名度的に言えば椎名林檎嬢なんかもいいと思うんですけど、歌声に特徴があるから「おっ」って思われてしまうかなあ。
Pentatonix
[Official Video] Can’t Sleep Love – Pentatonix ft Tink
Pentatonixのカバーは落ち着いたものが多くておすすめ◯。アカペラだからテンポも抑えられているのがgood。アカペラだからおしゃれ。洋楽だからおしゃれ。洋楽でも知名度がジャスティンビーバーとかと比べるとやや劣るからおしゃれ感を演出できる。
英語ネイティブじゃなければ歌詞が会話の邪魔をすることもない。歌声もそんなにクセのない感じでスッと入ってくる。BGM向き。
まとめ
僕のおすすめから共通点をピックアップすると、ポイントは、テンポと特徴のありすぎないおしゃれさということになると思います。
おしゃれが突き抜けすぎると特徴しかない音楽になっちゃって、そういう音楽は「なにこれ?」という空気になってしまう。場合によってはかまちょ認定されてしまう可能性もあるから要注意だ。
一番良いのは、飲み会でBGM係を任されない立ち回りをすることだ。
それがまた難しいんだけど。