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【Amazonプライム】ドキュメンタル2は本当に面白かった【ネタバレなし】

気づいたらドキュメンタルの続編というか、新シリーズが始まってたので急いで視聴してみた。

 

 

 

ドキュメンタル1はどうだったのか

もともと、ドキュメンタルを目当てにAmazonプライムに入会したくらい、ドキュメンタルに寄せる期待は大きかった。実際、かなり笑ったし、最後まで面白かったなとは思う。

でも、レビュー欄ではあまりの酷評の嵐で、ちょっとびっくりした。まあたしかに、賛否が分かれるような番組ではあるけど、そこまでつまらなくないだろうと。ドキュメンタルを面白いと感じるか感じないかは、下品な笑いが好きか嫌いかだと思う。それか、俺がもともと、シュールというか、くだらない笑いが好きというのもあるかもしれない。

 

だいたい、ネガティヴなコメントとかレビューの方が目立ってしまうんだよなあ。これは何に関してもそうだけど。

 

ちょっと前に書いた記事で似たようなことを書いた気がする。

 

 

fromsomewhereearth.hatenablog.com

 

 

ドキュメンタル2は前作と何が変わったのか

ドキュメンタル2は前作と何が変わったか。キャストとルールが一部変更になったものの、笑いの種類は同じだったように感じる。要するに、「くだらない」笑いだ。バトルロワイヤル方式だから、ネタなどはできないし、他の芸人に邪魔される。自分が用意してきた小道具なんかを使うのが精一杯という状況。洗練された笑いを求める人は、この番組を見ても絶対楽しめないと断言する。

 

それはドキュメンタル1でも一緒だった。今回新しく導入された唯一のルール、ポイント制がさらなる面白さにつながっていたと感じる。

 

ドキュメンタル1ではこう着状態が長く続くような場面が多く、それは、「生き残ったら勝ち」というルールから生じる必然の状態ではあった。しかし、今作では、攻撃ポイントが数えられるようになり、笑わせたらポイントが入るようになっている。タイムアップ時に残っていた者の中で、一番ポイントの高かった者が優勝となる。

 

ポイント制が導入されると何が起こるか。消極的な人物がいなくなる。前作では、芸人たちが機を伺って息をひそめるような場面も多く見られたが、今作ではそのようなことがない。

 

だから、下品な笑いの密度が濃くなる。これは最高。下品なお笑いで、ずっと笑い転げていたら一気に見終わってしまった。

 

 

それでも観る人を選ぶ

それでもドキュメンタルは観る人を選ぶなあと思う。

 

シュール、下品、くだらない。実際、日常で起きる笑いってだいたいその中に含まれると思う。それを、高密度で繰り広げてくれるショーである。だから、人の笑いのツボによっては全く面白くないかもしれないし、俺みたいにどハマりするかもしれない。人は選ぶ。

 

ドキュメンタルは、観るコツがあるようにも感じる。「笑わせてもらおう」という受動的なスタンスだったら、絶対この番組は笑えないと思う。自分が画面の中に入って、芸人と一緒に、しょうもないことをする男たちを見る。そんな感覚でこの番組を見てるとかなりおもしろい。実際、目の前であれをやられたら笑ってしまう。おもしろい友人たちがあれをやっているような、そういう感覚。

 

レビューが結構良くなってた

 ドキュメンタル2もさぞ酷評の嵐だろうと思って見てみたら、この記事を書いている時点で3.4/5.0と、結構良い評価を得ている。星1の割合も、1作目と比べたらかなり減っている。

 

でも、それは続編だから当たり前のことで、前作を気に入った人が見るのだから、評価は高くなって当然だ。気に入らなかった人は続編が出ても観ないでしょ。

 

だから、レビューが良くなったからといって、ドキュメンタル2が多くの人が面白いと思う番組かはわからない。ドキュメンタル1に星1をつけたような人だったら、今作もそんな良い評価をするとは思えない。

 

フィルタリングされた

それでも、それでいいんだと思う。ドキュメンタルを観る層は、1でだいぶ絞られた。万人ウケしないと制作陣も思っていただろうから、これで成功なんだと思う。1でフィルターをかけて、そのフィルターを通ってドキュメンタルを面白いと思った人だけが、これからのシリーズを見続けていく。

 

言ってしまえば、ディスカバリーチャンネルのような、専門性の高い番組だ。だから地上波でやってない。人気芸人が出てるからといって、地上波で放送されるような笑いを期待していたら、大きく期待を裏切られる。だって、ドキュメンタルは、ディスカバリーチャンネルとかダゾーンと同じようなシステムだから。

 

観たい人が、お金を払って観るような、そんな番組。

 

 

それでも、トライしてみる価値はあると思う。何回も言ってるように、万人受けはしないけど、ハマる人にはハマるから。ハマる人にはハマる人だけの笑いが味わえる。そう思えば、レビューの酷評も気にならない。

 

自分はドキュメンタルに選ばれたんだという選民思想を持って、これからも見続けていきたいと思った。そんな次第です。