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【2019】投資とか興味あるから現時点でバリュー投資に良さげな優良企業を選んでみた

投資に興味があって、最近勉強しています。

興味があるっていうか、やんないと将来不安だなっていう思いから。

まあ、ジョン・ボーグルのインデックス投資についての本と、ベンジャミン・グレアムの「賢明なる投資家へ」っていう本を読んでいるだけですけど。

 

まあ、今は海外に今住んでるから証券口座つくれないんですけど。だから冷静に銘柄を分析する期間ということで、今回は東証一部の銘柄からグレアムの提唱するバリュー投資に向いてそうな銘柄を自分なりに選んでみました。

 

2019年4月29日時点での話です。

 バリュー投資

バリュー投資は、お買い得な株を買うこと。人間は合理的ではないから、どうしてもなにかを過大評価したり過小評価したりしてしまう。過小評価されている株を買うと、そのうちその評価が見直された時に利益を得ることができて、お買い得だよねっていう話。

 

企業の評価のポイントというのは、グレアムが本でも言っていた、

規模が十分で安定性があること

財務状況が良いこと

継続的に配当を出していること

継続的に利益を上げていること

の四点。

 

その株式がお買い得かどうか評価するポイントは、

株価が一株あたり収益の15倍を超えないこと

株価が一株あたり純資産の1.5倍を超えないこと

の二点。

 

すごくシンプルだけど、これに当てはまる企業はそうそうない。「継続的に利益を上げている」というのが難しくて、あのトヨタですらリーマンショック時には赤字を計上している。他の自動車メーカー、自動車関連産業は言うまでもない。

この条件を満たしていそうな企業を一応ピックアップしたから、自分へのメモという意味でも書き記しておく。素人だから、全然参考にしないでください。

 

ブリヂストン

誰もが知ってるゴムメーカー。

安定してるな、という感想。リーマンショック時でも、なんとか黒字にしてるし、配当もずっと出してる。財務状況も、流動資産と流動負債の割合が、製造業の理想と言われる2:1を大幅にアウトパフォームしてる。運転資本も長期負債を超えてていい感じ。

株価はこの記事執筆時点で一株あたり収益の10倍程度と良い数字。PBRも1.3倍程度と悪くない。配当利回りも3.6%って感じ。

 

自動車産業は過渡期で、あのトヨタですら事業モデルの転換を余儀なくされて今後どうなるかわからないけど、自動車が変わってもタイヤがなくなることはないから、ゴムメーカーは生き延びると思う。世界シェアも10%以上は持っていて、ブランド力があり、ウォーレンバフェットが言っていた「堀」を持つ企業なんじゃないかと思う。

早く買わないと上がっていきそう。

 

日東電工

今勢いがある化学メーカーで、就活でも留学生向けとして勧められた。受けないけど。

技術力とチャレンジ精神がすごい。世界シェアトップを誇る製品がたくさんある。

 

財務状況としては、これもブリヂストンと同じような感じでかなり良い。10年以上黒字、配当あり。長期債がかなり少ないから、今後の投資にも期待できるかな、と勝手に考えている。

 

ただ、株式がちょっと高い。PERは17倍、PBRは1.3倍程度。ギリギリ、グレアムの言ってる基準にはかなうかな、って思うけど、俺が日本に帰る今年の6月ごろにはさらに株価上がってるかも。

 

アイホン

これはインターホンとか作ってる会社。iPhoneではない。地味に、留学生向けのキャリアフォーラムとかにも出てたりして、名前は見たことあった。まあ、そういう学生をリクルートしようとしてることからも、海外展開に力を入れてることが伝わってくる。

 

これも掘がある会社。国内では半分以上のシェアを持ってるし、それでも海外売り上げ比率は3割を超えてきている。

 

いいポイントは、財務が健全なこと。配当はずっと支払ってるし、自己資本比率も8割を超えていて、すごい。

流動資産が流動負債の4倍以上あって、運転資本が長期債の10倍以上あるから、キャッシュがなくなることはない。今後の海外投資にも期待。リーマンショック時も黒字。

 

PBRが0.6倍と異様に低い。過小評価されすぎではないかな?って思うけど、何か理由があるのかな。詳しい人に聞いてみたい。PERは直近3年の収益と比較すると12倍。直近の決算の数字だと19倍。

 

直近だと、浅めの底を一旦ついてからの、上昇傾向。

 

大阪ガス

インフラ系企業はグレアムがかなりすすめていた。なぜかというと、実際の価値と株価の乖離が少ないから。

 

実際、大手ガス会社の中で常に利益を出し続けてきた大阪ガスは(静岡ガスも利益は出していたが成長率が低い)、直近3年PER13倍、PBR0.85倍と、強気相場で化学、ITといった分野がPER50倍なんて叩いてる中では穏やか。

 

負債より株主資本が多く、多分安定している。気がする。まあどんだけ市場が終了したところでガスは使わないといけないから、安定はする。これはバフェットが言う「堀」に当てはまると思う。

 

これからの戦略

6月に帰国して、上げた4企業の報告書をとりあえず見て、PERとPBRが満足のいくものだったら、とりあえず1万円ずつくらい投げます。まだ学生だから練習だと思って。

 

で、株価下がったら買う。微増ならホールド。大幅増なら利確。財務状況悪化したら売却。まあ、3ヶ月くらいごとに確認すればいいかな。

 

リスクヘッジとして、米債券のファンドとS&P500インデックスファンドに積立投資していこうと思っています。まあ、そんなとこかな。