【日韓アイドル】TWICEと乃木坂46の違いは
最近やっと坂道グループにハマりまして、KPOPも好きな私からすれば、隣の国なのにこんなに違いが出るのっておもしろいな〜なんて思うわけですよ。
いろいろ考えてると、その違いがなんなのかを言語化できるような気がするので書きます。
両方好きだから、反感抱かないで。
今まで言われてきたこと
今までその差を表すために使われてた表現は、「日本のアイドルは未熟さを売って、韓国のアイドルは完璧さを売る」っていうやつ。
これは違うと思う。
まあ、多かれ少なかれ程度の差はあるけど、両方とも、ファンはそのアイドルの成長を楽しみにしている。TWICEも最初と比べてかなり垢抜けたと思うし、その変化も楽しい。
乃木坂の西野七瀬なんて、「成長を売る」のイデアみたいな存在だよね。
だから、売ってるものが違うとは思わない。クオリティの差はあれど歌って踊るのは共通で、成長も含めて楽しむことも一緒。
TWICEの変化の仕方
だから今更、コンセプトの差とかいう、使い古された、何も本質を突いてないようなことはわざわざ言わないですよ。
あ、韓国のアイドルが日本と違うのはここだなってはっきり意識したのは、最近出たTWICEの新しいシングル、「Fancy」のMVを観た時。
今まで、TWICEって、言ってしまえば「かわいい系」だったんだけど、路線を大きく変えてきた。かなり見た目シックな仕上がりだし、ビジュアル的なキャッチーさはさすがkpopだなっていう感想。
TWICEはkpopの中でもかわいい系で、そこが日本で特別人気が出た要因なんじゃないかなって思ってるんだけど、また違う一面を見せてくれた。
Candy Popなんて「かわいい系」の権化だし、コンセプトがこういうものなのかと思ってた。
変化が激しいことはわかる。
これは、彼女らが年齢を重ねてきて、それに応じて年相応にイメージを合わせてきた、と考えていいのではないか。
乃木坂46の変化の仕方
乃木坂46が日本でいちばんのアイドルになってしばらく経つと思うけど、このグループもここ最近で大きく変化している。
2015年くらい?から、深川麻衣、橋本奈々未、生駒里奈、西野七瀬、若月佑美など主力メンバーが次々と卒業していき、否応なく乃木坂というグループ自体も生まれ変わりつつあると思ってる。
乃木坂46 14th 「ハルジオンが咲く頃」 Best Shot Version.
乃木坂46 22nd 「帰り道は遠回りしたくなる」 Best Shot Version.
ここに時期が違うシングルの曲を並べたけど、メンバーは大きく変わってるけど、コンセプト自体は何も変わっていないように見える。清楚で儚い印象を強く与えるようなイメージ。
価値がどこにあるか
この「変化の仕方」の違いは、「価値がどこに属するか」ということと関係があるような気がする。
TWICEの場合、グループのカラーがガラッと変わっても支持を受け続けているのは、ファンと運営それぞれが、メンバー個人に価値を見出しているから、だと言えると思う。
グループという「店」と、メンバーという「シェフ」があるとしたら、シェフに重点を置いていて、店がどんな風になっても、シェフがしっかりしているから大丈夫、という安心感。本当に美味しい料理はどんな皿で出しても美味しい、みたいな。
だから、韓国のアイドルはブランドがメンバーについている部分が強い。
それに対して、乃木坂の場合、TWICEの逆で、メンバーが変わっても支持を受け続けている。これは、そのグループ自体に価値がついているから、だと言えると思う。
この場合、シェフが変わっても、絶対に美味しくなる調理法・美味しく見える盛り付けがマニュアル化されてあるから大丈夫、という安心感だと思う。シェフはしっかり厳選するけど、このマニュアル通りやってね、みたいな。
もうその店=美味しいってなるようにイメージが作られてる。乃木坂=いいね!みたいな。だから日本ではブランドはグループについている側面が強い。
だから、卒業後に活躍できるかどうかは、出てみないとわからない、っていうことになる。その店じゃないところに移籍してみて、本当にそのシェフの料理が上手なのかどうかがわかる、っていう風に。
まとめ
日韓アイドルはブランドのつき方が違う=価値の属する場所が違う。
日本のアイドルはグループに価値があり、
韓国のアイドルはメンバーに価値がある。
だからと言って、日本のアイドルのメンバーに価値がないわけではなくて、他でやっていける価値があるかどうかは未知数だということ。どうしてもメンバーが変わることが前提で人数も多いから、個人につくブランドは少なくなってしまうのかな、って感じる。
まあ、両方とも好きだから、ファンは両方とも全力で楽しむだけ。あまり難しいことは考えなくていい。って自分に言っておく。
では。